Intrahepatic cholestasis of pregnancy について

妊娠に際して学んだことを書き記して行くシリーズ。

妻が妊娠35週くらいからかゆみを覚えるようになった。軽い気持ちで産婦人科に相談したところ、Intrahepatic cholestasis of pregnancy (ICP)*1という病気の可能性があるので念の為検査をしたほうがいいと言われ血液検査をすることになった。

いくつか参考文献*2を送ってもらって勉強したのでメモしておく(当然ながら、正確な情報が必要な場合は医師と相談することをおすすめする)

  • 妊娠により肝臓に負荷がかかることで引き起こされる
  • 母体には危険が無いが、最悪の場合胎児の命に危険があることがある
  • 仮に母がICPを患っていても、35週まではほとんど胎児に危険はない
  • 逆に36週を過ぎている場合は帝王切開による早期出産をDrが勧めることがある
  • 血液中のbile acid(胆汁酸)を測定することで診察するが、bile acidの上昇が見られない場合でも、かゆみなど医師の判断によって帝王切開をすすめられることがある
  • 妊婦が(特に妊娠後期に)体ががゆくなることは極めて一般的に見られるため、かゆい = ICPというわけではない

我が家の場合は一度目の血液検査ではICPであるという結果は見られなかったが、医師の判断で念の為もう一度血液検査をしている状況。

*1:日本語では「妊娠性胆汁うっ滞」というらしい

*2:いろいろ送ってもらったけど、オンラインで読めるものはこれ https://www.uptodate.com/contents/intrahepatic-cholestasis-of-pregnancyなど