日本でも運転経験ゼロの僕がサンフランシスコで運転免許をとる - 筆記試験編
2014/12/11 追記: 2014年12月より筆記試験も予約が必須となったようです DMV Expanding Hours, More Appointments Available for First Time Applicants | Murrieta, CA Patch
家探しも無事に終わり、仕事開始前最後の平日だったのでDMV(免許センター的な場所) に行ってきました。インターネットで予約しようとしたらどこも一ヶ月先とかだったので、予約せずに行きました。ちなみに僕が行ったのはSanta ClaraのDMVです。
DMVが開く8時に行くつもりだったのですが、なんだかんだで到着したのは9時頃でした。すでにすごい人だかりで、予約なしの人向けの番号札を発行する列は20人程度並んでいたと思います。ただ、こちらは書類を最低限持ってるか確認し番号札もらうだけなので、20分程度並ぶ程度ですみました。その後実際に番号を呼ばれるまでが長くて、2時間待ちでした。僕は予約してないこともあって時間つぶしの本などを持っていったので良かったのですが、となりのおばさんが噛み付いていたのを聞くと予約してた人も同じく2時間待ちだったそうです。予約意味無いじゃん...
流れとしては
1. 書類に必要事項を記入して提出
2. 親指の指紋採取
3. 視力検査
4. 写真撮影
5.筆記試験
という感じでした。
試験は日本語もあるとWebでみたのですが、僕が行ったのは田舎のDMVだったためか、英語とスペイン語しか選択肢がありませんでした。
試験に際しては前日に一夜漬けで
などを参考に勉強しました。
上の問題集はそれなりに古くなっているようで、知らない問題も多くありましたが、まあなんとか合格することができました。というわけで次は実技試験です。実際にこちらで運転練習をして免許をとった友人によると「2時間の練習を7回もやれば十分だった」とのことなので、思ってたよりも行き先は明るそうです。
日本でも運転経験ゼロの僕がサンフランシスコで運転免許をとる - 下調べ編
無事にH1ビザもとれまして、10月からサンフランシスコで働く事になりました。
「アメリカに住むのに免許無いとか正気?」というようなことを複数人から言われたので、なるべく早く運転免許をとらなければなあと思っています。ぐぐるといろいろ情報が出てきて、例えば以下のリンクが詳しそうです。
カリフォルニア運転免許証取得への道 - Rady MBA, カリフォルニア大学サンディエゴ校(UC San Diego)日本語サイト
ただ、日本人の方が書いてる記事は日本で運転免許を持ってる事が前提になっているものがほとんどなので、日本の免許を持たない自分の体験談を逐次更新していこうと思っています。
今まで調べたところによると、カリフォルニアの免許試験には二段階あって
1. 筆記試験
2. 実技試験
となっています。
筆記試験を通過するとdriving permitというのがもらえ、他の国で免許を持っていない僕のような人間は、「18歳以上のカリフォルニア州免許保持者と同乗する」という条件のもと運転する事が出来ます。日本でいう仮免みたいなものでしょうか。
実技試験にそなえた練習は、レンタカーを借りて行うこともできますが、僕の場合はどっちみち同乗者が必要なので(日本で免許があれば一人で練習できる)、ドライビングスクールに依頼するのが良さそうです。ドライビングスクールといっても、アメリカには日本のような練習場付き自動車教習所はなく、インストラクターに同乗してもらい公道を走って練習するとのこと。さすがアメリカ。
アメリカDMV (Department of Motor Vehicles) によるDriver License and Identification Card Information を見ると、「18歳未満の人が免許を取るとき」の説明に50時間以上の運転経験(うち10時間以上は夜間である事), 6時間以上のプロによる指導というものが必須となっています。18以上の人がどうなのかここだけでは直接的にはわかりませんが、おそらく同じ要件でしょう。アメリカで免許とった方が早くて安いだろうと甘く考えていたのですが、50時間仮にプロの指導を受けるとなるとそれなりにまとまった額がふっとびそうですね。。。
とりあえず第一段階の筆記試験はWebからも申し込めそうなので、申し込んでみようと思います。
アプリジャパン2014 参加レポート
幕張メッセで行われてたAPPS JAPAN(アプリジャパン)に立ち寄る機会があったので覚えてる範囲で感想を書いておく。
アプリジャパンとは
スマフォ向けアプリの開発企業などが展示を出展するイベント。幕張メッセで行われているINTERPOPと同時開催的扱いで、面積的には1ホールの1/4くらいなのでそんなに広くはない。各出展起業はデスク一個分くらいのブースをあてがわれていて、だいたい70社くらい出展してたようだ。
出展企業の方向性
客層が一般コンシューマではないので、モバイル向けBaaS (Backend as a Service), アドネットワーク, スマフォアプリ開発受注などが多かった。スマフォ上でとった手書きメモが瞬時に同期されます、みたいなサービスを出してるブースも3つあったのだけど、流行ってるんだろうか。
モバイル向けBaaSはなんとなくParseとAzure mobile serviceしか知らなかったのだけど、日本のプレイヤーも頑張ってはいるみたい。ただこの手のサービスって結局利用者数に比例してサービスの質が上がっていくイメージなので、海外の強いとこにどうやって立ち向かうんだろう、という気はする。
日本Androidの会: ARとかVRとか
メガネ型ウェアラブルのMiramaのデモ展示があった。大体以下の動画と同じ内容だったと思う。
視界に写ってる手で操作するタイプなので、Google glassよりはTelepathy Oneに近そう。あくまでプロタイプということだったけど、精度はまずまず。なんでも手で操作するのが正しいのだろうか、というのはよくわからない。メガネの横にいくつかボタンがついていて、それを操作するとかのほうが人間的な操作な気がする。なんだかんだいいつつも、やっぱりこの手のデバイスはわくわくした。
100均で売ってるもの+Nexus 7でOculus Rift的なVRデバイスを作ってみたFake Riftのデモがあった。Oculus Riftは試したことがないのでわからないのだけど、Fake Riftもすごい没入感 + 顔の向き検知で、未来を感じた。Oculus Rift向けに作られたコンテンツがほぼそのまま流用できるというのも、かなり良い点だと思う。
開発者としてすごく魅力を感じる、売ってたら買いたいという話を軽くしたところ「開発者なら自分で作ってください」と一蹴されてしまったw ぜひ作り方を公開してほしいと思う。
Mozilla Japan
Firefox OSのリファレンス機Flameのデモ機が会ったのだけど、触らず帰ってきてしまった。悔やまれる。今年夏には開発者が手にできるとのこと。
Mozilla busというのもあってひときわ目を引いていた。電力供給が出来て無線が飛ばせるバスとのことで、被災時の支援を想定してるほか、いろんなとことコラボしてイベント時に利用してるらしい。移動図書館のように、あちこち移動して、情報教育支援とかもやっていきたいとのこと。
田舎出身として自分の故郷みたいなところの中高生に情報教育に触れる機会を提供したい、できればリアルな場をつくりたいというのは強く思っていて、Mozillaみたいな知名度のある会社がそういう活動をしてくれるならすごく良いな、と思った。
2013年度に関わったアプリたち
年度末にかこつけて,2013年度に開発したあるいは開発に携わったアプリについて振り返ってみる.
はちこま: Android向け予定調整支援アプリ
(2013年5月〜現在,クローズドベータ)
Googleカレンダー等と連携し,誘いたい相手の都合の良い時間帯をいくつかサジェストしてくれる,ちょっと賢い予定調整支援アプリ.招待された側はアプリ内もしくはEmailから簡単に参加可否を返答できる.
LINEで飲み会の日を決めるのめんどくさい!という友人のニーズから生まれたアプリで,Android側の実装を担当した.チームでこの規模のアプリをゼロから作るのは初めてで,それなりに大変だった.並行してビジコンとかにも出していて,結果的に良い思いをさせてもらうことができたりした.基本的な部分がほぼ完成したタイミングでいろいろな事情が重なり結局リリースまで至れていないのが残念である.
Decopochi: Web上で簡単にポチ袋をデザイン
(2013年11月頃〜現在,公開中)
Web上で背景やスタンプを選択し,オリジナルのポチ袋を手軽に作成できる.ポチ袋は家庭のプリンタで印刷して組み立てられる.これはもともとTHE CLIPのお二人がCookpadの24開発コンテストで開発して優勝したもの.その辺りの顛末をホットエントリー経由で読んでて楽しそうだなあと思っていた.あと,なんとなくRuby on Rails独習したものの特に作りたいものないしどうするかなあと思ってたら,ちょうどDecopochiリニューアルのためのお手伝いさんをWebで募集してたので手を上げてみた.
機能拡張にあたり,24時間で作られたコードよりむしろフルスクラッチで書き直そうという話になり,既存のコードを参考にしつつゼロから作り直していった.Rails入門として良い経験になったと思う.元のソースに機能面で追いついたあとは,ゴリゴリ機能拡張をした.会員登録機能,画像アップロード,文字スタンプ,スタンプ拡大縮小など.いろんなgem触れて楽しかった.なんだかんだRailsよりごりごりCoffeeScript書いてた時間のが多かったような気はする.JSはそんなに好きでないのだけど,CoffeeScriptはさらっと書けて良いな,と思った.
プロ生ちゃんストップウォッチ (Firefox app)
(2013年9月,公開中)
Firefox OSというなにやら面白そうなものがあるらしい,と勉強会出たりしてみてたころに,ちょうどプロ生ちゃんの音声データ公開のニュースがあったので二日くらいで作ってみた.音声付きストップウォッチを作るには特にデバイスのAPIに依存する必要がなかったので,単体のWebアプリ(音声注意)としても動作する.Firefox OSアプリはエミュレータ含めてとにかく開発が簡単で,可能性を感じた.
Doyachat: 表情の伝わるメッセージングアプリ
(2013年11月,放置中)
Doyachatはおそらく世界初の顔認識機能付きチャットアプリである.顔認識によってチャット相手の表情を分析し,画面上のアバターの表情を変化させる.Techcrunch Tokyoのハッカソンで開発して,Appsocially賞をいただけたが,個人的にはいろいろ反省もあった.その辺りの顛末はここに書いた.
Intellij how-do-i-direct-pasteプラグイン: やりたいことからソースコードを補完
(2013年12月,公開中)
Intellijのエディタからgithub - gleitz/howdoiを叩けるようにしたもので,やりたいことを英語数単語で書いてショートカットを押すと,それを実現するソースコードが挿入される.実態としては与えられた単語をもとにStackoverflowを検索し,ベストアンサー中のソースコードを抽出してるぽい.そのへんの処理は全て上述のスクリプト任せ.
HackerNews経由でSublime text向けの同様のプラグインを見て衝撃を受け,数時間でIntellij版を作ったけど,思いの外バズらなくて悲しかったw
インパクト重視でソースコードそのまま挿入してるけど,精度はまちまちで,提案程度に留めるのが実用上は使い勝手がよさそう.ググったコード切り貼りすればなんだかんだ動くものが出来る世の中になってきてる気がしていて,試みとしては結構面白いのではないかと自画自賛している.いかに簡単にプログラムを作れるようにするか,というのは結構興味のあるテーマで,理想世界実現のために今後も何かしら模索したい.
Kamikikai.com: ポートフォリオ
(2014年1月〜,構築中)
高校の友人達とポートフォリオサイトを作っている.初めて自分でドメインとるなどした.メンバーの一人が画面プロトタイプ作ってくれて,内容とか考えず作った感があるのでポートフォリオ以上の意味は現状ないけど,ここから何か産まれたら楽しい.デザイナ・エンジニア含めいろいろ人材が揃ってるので,なにかお話いただければ対応できるかもしれない.
Cutstoq: シンプル簡単写真管理・共有
(2014年1月〜,オープンベータ参加者募集中)
CutStoqはシンプル簡単な写真の共有・整理用スマフォアプリ.事前に誰とデータを共有するのか,というアルバムの設定さえしておけぱ,撮影した写真が自動でバックアップされ,共有相手からもすぐに閲覧可能になる.写真共有アプリは死ぬほどあるけど,まだまだ使い勝手良くないよね,と言うのが我々の共通見解であり,既存アプリのユーザを奪っていきたい.オープンベータテストを行っているので,興味のある方は上記リンクからお手伝いいただけると幸い.
Habik: サボると電話がかかってきて淡々と課金される習慣化アプリ
(2014年2月)
Yahoo! JapanのOpen Hack Day Japan 2にTHE CLIPのお二人と参加して作った.残念ながら賞はとれなかったけど,Open Hack Dayは結構規模の大きいイベントで(たしか発表が80チームくらいあった),お祭り感が楽しかった.
最後に
今年はあれこれ個人プロジェクト的な活動が出来て楽しかった.とはいえ,ほとんどは土日一回でちゃちゃと作っちゃったものなので,来年度はじっくり時間かけて何か面白いもの作れたらなあと.あと,CutStoqのベータテスター募集中で,特にAndroidユーザの方は今日からご使用いただけるので,スマフォでの写真の管理や共有をめんどくさいと思ったことのある方はぜひご協力いただけると幸甚.
イケてるウェアララブルデバイス8選とその動画
ウェアラブルデバイスについて調べる機会があったのでこっちにも投稿しておく.ウェアラブルデバイスの市場は2016年までに60億ドルを超えることが見込まれてるんだとか.*1
面白いと思った8つの製品と,その動画を紹介する.内訳は,エクササイズ関連が3つ,ヘルスケア関連が2つ,ライフログ関連が2つ,セキュリティ関連が1つだった.
エクササイズ
両手がふさがっている状態でも使用できる,という意味でウェアラブルデバイスはスポーツ・エクササイズなどと相性が良い.
Fuelband (発売中)
FuelbandはNikeが発売しているリストバンド型のデバイスで,あらゆる運動を独自単位Fuelによって測定する.ユーザは運動目標をデバイス上で設定することが出来たり,運動した結果を友人達とシェアできたりすることで,ユーザがよりアクティブになる手助けをしてくれる.
Run-n-Read (Waiting list)
Run-n-Readはユニークな形でエクササイズを後押ししてくれる.ヘアバンドに装着されたデバイスがランニング中の頭の揺れを測定し,iPad/Androidと通信をすることで,デバイス上の文字をユーザの揺れに対応して動かすことができる.これによって,ユーザはランニングマシンに乗りながら電子書籍やインターネット上の記事を読むことが出来る.
MOD Live (発売中)
Recon MOD LiveはAndroid内臓のスキー用ゴーグル.天気予報・マップ・ニュースのようなコンテンツを閲覧出来ることに加えて,スキー中の速度やジャンプの高さなどをリアルタイムで測定することができる.
ヘルスケア
ウェアララブルデバイスによって24時間365日体温等の情報を集めることが出来るため,健康管理や健康状態の記録などへの応用がいくつか提案されている.
OMsignal (Waiting List)
OMsignalはザ・ウェアラブルとでも言うべき,センサー付きのアンダーウェア.心拍数や呼吸などから,装着者の感情も分析することが出来,大切な人がストレスを感じた時にまわりが気づいてあげる,みたいな使い方もできるっぽい
Whistle (Pre-order)
ヘルスケアが必要なのは人間だけではない.Whistleは犬向けのウェアラブルデバイスで,首輪に小さなデバイスを取り付けておくだけで,大切な犬の健康状態をトラッキングしてくれて,携帯端末などから確認することができる.
ライフログ
いつでもどこでも身につけているウェアラブルデバイスは,ライフログと相性が良い.
Narrative (Pre-order)
NarrativeはTシャツなどにクリップで挟める小型カメラ.身につけているだけで,1分間に2回,ジオタグとともに写真データが保存される.一日に1000枚以上の写真がライフログとして記録される計算だ.
Kapture (Pre-order)
Kaptureはあなたの身の回りの音声を録音する.普通の録音機と違って,Kaptureには停止ボタンがない.起動してる限り,周りの音を常にレコードし続ける.ユーザがKaptureをタップすると,直近60秒の音声データがスマートフォンなどに転送される.
セキュリティ
Nymi (Pre-order)
指紋などと同様に,心臓の鼓動も人によって違うらしい.Nymiは,脈拍を測定することで個人の認証を行うデバイスである.ユーザはもう鍵をあちこち持ち歩いたり,長ったらしいパスワードを覚えなくても良い.ただNymiを腕に巻いて,ドアに手を近づけるだけだ.さらにNymiにはモーションセンサーもついており,腕の動作と連動してドアを開ける,と言ったようなことが出来る.
参考リンク:
今後流行りそうな最先端ウェアラブルデバイス9個のプロモーションビデオまとめ | スマートフォンアプリ開発会社ディレクターブログ
【これからのハードウェアは装着型】注目のウェアラブルデバイス10選 | freshtrax | btrax スタッフブログ
複数のクレジットカードを統合できるwalla.by
複数のカードをひとつのカードにまとめることができるCoinに関する記事*1*2*3に対するはてブが盛り上がっている.同じくクレカをまとめる系のWallaby CardがHacker Newsで話題になっていた.
持っているクレカを予め登録した上でwallaby Cardを使えば,決済ごとに最適のカード(ポイント還元率が高いとか)に決済を自動・無料で振り替えてくれるというもの
どうやって儲けるつもりなのかはよくわからなかったけど,昔はユーザに対する課金(50ドル/年)を検討してたっぽい. 決済額多くなってくると年50ドルくらいの価値はあるのだろうか.有料でも使いたいかはいまいち実感がわかないけど,自動で一番良いカードを使ってくれるというのはスマートな感じでよさそう.