第二回 渋谷Javaに参加してきた
7/27にビズリーチで行われた渋谷JavaというJava関係のLTイベントに参加してきた.
参加者のうちで学生は自分だけだった.若者のJava離れが叫ばれる.あと,自己紹介で好きなWebサービスを聞かれたので,はてなブックマークを挙げておいた.はてなブログもまあまあ好きです.Tシャツください.
16人くらいの参加者のうち,8人がLTをしてくださった.
Final狂の詩 @numa08さん
不変な変数は最初からfinalで宣言しましょうね,という話.メンバの値を変えるときは,新しいインスタンスを作りましょう,みたいな話をしてて,関数型っぽい考えだなあと思って聞いていたら,案の定Scalaのステマだったw8/3に麹町でScalaの会があるらしいです.
Apache commonsに関する話 @mystelynxさん
Apache commonsという便利ライブラリ集の,特にlangパッケージに関するお話.別の人の発表で「自分が欲しいとおもうものは他の誰かも欲しい,だから探せばある」みたいなことを言ってたけど,まさにその実例だと思う.自分は便利ライブラリ系だとGoogle guava推しだけど,Apache commonsもどういうクラスあるか見てみよう,と思った.
昔のJavaの話 @iwaminさん
Javaユーザ歴12年ほどになる(!)Iwaminさんによる,Javaの昔話.自分は下手したら小学生とかである...
「200*年ごろ〇〇が登場 → パフォーマンスに問題」みたいなつらみのある話が多かったwそんな時代が…!という感じでとてもおもしろい話だった.あと,今普通に使われているものも,出現自体は結構昔だったりするのだなあと思った.
Eclipseプラグインを作った話 ルウシィさん
実際にEclipseプラグインを作ってみてあれこれ,という話.Eclipseプラグインの作り方,というよりは,問題にぶちあたったらこうしましょう,というノウハウ集みたいな感じだった.Eclipseプラグインは昔自分も作りかけたけど,ドキュメント少ない(公式のドキュメントも必要な情報が探しにくい)し,世の中の情報はバージョンが違ってたりするし,で思いの外大変だった記憶がある.「とりあえず動くものを作って,後でその意味をしらべる」というのは,なるほどなやり方だと思った.
Javaアプリサーバ とりあえずの監視 @chonasoさん
Javaのアプリサーバを運用・監視するお話.監視の基本はやっぱり可視化なのですねえ.綺麗な解決は必ずしも必要なくて,とにかくサービス継続を念頭におかれているところが,現場からの生の声という感じだし,あるべき姿であると思った.
なんでもタイプセーフリーンスタートアップ @jfluteさん
Javaってゴテゴテしてるように思われがちだけど,IDEは良いのがたくさんあるし,型から自明な記述を自動生成したり,あるいは必要な変数もフレームワーク側で自動生成することで,型安全性を生かした「コンパイルが通れば実行時にコケない」ということはやりやすいよね,という話.ある程度当たり前の話ではあると思うのだけど,流れるようなライブコーディングもあいまって,とても説得力があった.
わかる!ワイルドカード総称型 @yubaさん
ワイルドカード周りの話は,わかるようなわからないようなで,毎回プログラム書くときに混乱するので,どこかでちゃんと整理したい.C#とかでこのへんの話がどう扱われているか知らなかったので勉強になった.ライブラリ作る側の視点からするとC#みたいな共変性の宣言のほうが良さそうな感じがしますな…
じっくりコトコト煮込んだJavaのスープ @seri_kさん
スープをソースに空目していて,秘伝のソース的な話かと思ったら全然違った.あるURLから必要な情報もってくるにはJsoupというHTMLパーサ(+HTTPクライアント)が便利だよ,というお話.同じ状況だったら自分はWebDriverを使ってたかな,と思うけど,単にURLから情報引っこ抜くだけだったらJsoupのほうが良さそう.
JavaのHttpUrlConnectionがイケてないという話があって,完全に同意するのだけど,なぜ標準にもっとベターなものがないのだろう.JavaScriptも状況が似ていて,標準のXMLHttpRequestはとても使いにくく,普通の人はjQueryとかの提供するラッパーを使っている.言語側は最低限のビルディングブロックだけ提供して,あとは勝手に拡張すべし,ということなのだろうか.兎にも角にも通信する世の中なので,HTTP通信まわりくらいもう少しまともな標準クラスがあって良いように思う.
諸般の事業が重なって,LTしない・かつ終了後逃げるように帰る,という感じになってしまったけど,楽しかった.LTイベントに参加することが初めてだったので新鮮だった.次回も都合が合えば行きたい.話すほうが楽しそうなので,機会があれば発表もやってみたいな,と思った.