アメリカのテック企業では人々が裁量を持って働いている気がする話

フルタイムとして働き始めて2ヶ月と少し経ちました。 よく「日本の会社と比べて働き方がどう違うか」のようなことを聞かれるのですが、自分は日本の大企業でフルタイムとして働いた経験がないので、はっきりと違いはわかりません。ただ、自分の持っている一般的な日本企業のイメージと比較すると、自分の会社の人たちは裁量をもって自由に働いている感じがします。

マリッサ・メイヤーが変革する前のYahoo!のエピソードで「みんな職務時間中に平気でサイドプロジェクトをしてる」というのを聞いたことがあります。その時は信じがたいと思いましたが、実際にアメリカのテック企業で働いているといかにもありそうな話だなあという気がします。

特に自分のマネージャはあまりマイクロマネージメントをしたがらないので、自分の担当範囲で緊急性の高いバグが出ない限りは、日々自分が何をするのか、というのはわりと任されています。ミーティングも、出ても出なくても良い、というものがいくつかあります。勤務時間も同様で、各々都合の良い時間にきて都合の良いに帰っていきます。一ヶ月やより長いスパンでのマイルストーンみたいなものは当然設定するのですが、それを決めるときも個々の構成要因であるエンジニアが(必ずしも技術的観点だけじゃなくてプロダクト目線とかでも)好き勝手言いたいことをいうのが普通、という雰囲気。大企業なのでいろいろ垣根はあるものの、それを飛び越えられるという建前をちゃんと守ろうという風土はあって、自分でアクションを起こせばそれなりに広い行動範囲があります。

僕はまわりの同僚と比較すると指示待ち族になってしまいがちな部分があるようで、なかなかこのへんが難しいです。マイクロマネージメントされるのはもちろん好きではないのですが、いざ全部決めていいよ、といわれる(とはいえなんだかんだ制約がある)とどうして良いかわからないような部分もあります。単にコードを書いたりレビューしたりするのは気楽なのですが、大局的な働き方みたいな話はまだまだこれからだなあという感じです。